断食に効果のある病気
断食は、病気の治療にも用いられている方法です。プチ断食など手軽にできる短い期間の断食でも、健康に対する効果は高いと認められています。
断食で治ると言われている病気は、非常にたくさんあるのです。例えば、以下に挙げてみましょう。
胃潰瘍、胃腸炎、片頭痛、胃もたれ、痛風、糖尿病、肩こり、腰痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー体質、うつ病などの精神疾患、冷え症、肥満症、便秘症、痔、不妊症、ホルモン関係の病気 など
こうして見ると、むしろ断食してはいけない人を数えた方が早いほどです。
断食を始めると、栄養が外から入らない状態になります。そのため、体の免疫力が下がり、病気になってしまうのではないかと不安になる人もいるでしょう。しかし実際には、栄養が入ってこないことで体は一生懸命抵抗力を上げるのです。白血球は通常の2倍以上の量になり、体の中にある菌を殺してくれます。
また断食によって、自然治癒力が高くなっていきます。更に腸内がきれいになる事によって、精神的な変化も得られるでしょう。精神疾患と呼ばれる病気が治る他に、五感が優れるようになったり、頭がスッキリとして冴えたりといったことが期待できます。
断食してはいけない人
断食は病気の治療にもなりますが、すべての病気の治療に合うわけではありません。中には、断食を行ってはいけない病気の人もいます。それは体力的な問題や、薬との関係などによるのです。
例えば何か病院に通っている持病があったり、体調に不安のあったりという人は、医師などに相談してみる必要があるでしょう。これは、プチ断食でも本断食でも同じ事です。
具体的には、以下のような方は断食をしてはいけない、あるいは事前に確認しておいた方が良いといえます。
・過去に拒食症や過食症になった人
・成長期の幼児や青少年
・生理痛、生理不順、更年期障害など
・下痢気味の人
・手術をうけたばかりの人
・体力のない人
・心臓病の人
・脳卒中の人
・妊娠中の人
・降圧剤を飲んでいる人
・重い病気で衰弱している人
・精神疾患で重い症状の人
・男性の場合体重が40kg以下、女性は35kg以下、体脂肪が17%以下の人
特に、体力のない人には断食は向いていません。
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